僕の父。
職人。
いつも不機嫌、怒鳴る、投げる、笑わない、話は聞かない・・・。
いわゆる困ったオヤジ。
この人に、いかに関わらず、目を合わせずに生活するかを
幼少の頃から、大事にしてきた。
そう、ようするにびびっていた。
結婚して、独立してからは、びびってはないけど、
僕には、いつも罵声を浴びせていたし、
母(父の妻)には、怒鳴って物も投げつけていた。
怯えているのは分かっていても、伝える術は見つからずにいた。
そんな父だが、一年前から、急に腎臓の調子がわるくなって、
一年もしないうちに、まともに歩けなくなってきていた。
体中は、むくみ、まともに動くのもままならない状態。
ちゃくちゃくと、寝たきりコースへまっしぐら。
夫婦そろって、
「うーん、困ったなあ・・」
これは、僕にとって願ってもない機会でした。(不謹慎か?)
人間弱ると、藁をもつかみたくなるのか、
僕の話に耳を傾けるようになった父。
僕の中でも、父との調和は、人生における大切なテーマだと分かっていたので、
この際、本音でがっつり話しをすることに。
僕「僕は、お父さん、あなたがずっと嫌いだった。理不尽で、怖くて、なるべく関わらないような選択を
いつも探していた。でも、真面目に生きてきたその姿勢を誇りにも思っている・・・。
お父さんから見たら、このくそぼうずがと思うだろうけど、家族を思う気持ちから、伝えたいから、
聞いてもらえるかな・・・。」
父「あ、ああ・・・」
ずいぶん、しゃべったな。2時間はしゃべったか。
ようするに、父に向けて個人セッションをしたわけで。
笑えない父に、母と一緒に行うカリキュラムを提示。
・上を向いて「はっはっは」って、1分言う。×3セット
・「ありがとう」って、10回言う。×3セット
・口角を上げる。(苦笑いでもいいから)1分 ×3セット
・深い呼吸をする。1分 ×3セット
上記を一日3セット。
本音ってのは、やっぱ伝わるもんだね。
話を終えた帰り際、
僕「じゃあ、そろそろ帰るね」
母「気をつけてね」
父「・・ありがとな・・」
僕「うん」
・・・・・
・・・・・
帰りの車の中・・。
おっ!! 聞いたこともない言葉を聞いたのか!?
40年近く生きてきて、初めてきいた父からの「ありがとう」
わお~!
いやあ、美しい話じゃあないか~。
これでもう父との関係で思い残すことはないな。
その後、医者にあやうく死ぬところだと、怒られた父は、おとなしく2週間入院。
入院中も、カリキュラムをこなした父。
そのまま透析コースのまっしぐらの予定が、透析を免れ、なんだか元気になってきちゃった。
薬も勝手にやめちゃってるし。 旅行とか行っちゃってるし。
母との会話。(ちょっと不謹慎な会話ですが、お許しを)
僕「ねえ、このまま元気になっちゃうの? 怖くて無骨な父のまま元気になっては、困るんだけど(笑)」
母「なんだか元気になってきちゃったね」
僕「あのままいったら、僕との本音の対話が美しい話になったのに(笑)」
母「1回、死んだと思って、生まれ変わらなきゃなあ」
僕「そうそう、愛と光のキラキラな父さんになるように、引き続きカリキュラムの遂行よろしくね」
母「任しといてくれ(笑)」
病気って書くように、病は気から。
気を明るく、朗らかに保ちたいものですね。
人の話をちゃんと聞ける父のいる世界を体験するようになった僕。
僕の中にも、人の話を聞けずにいる要素があったとしたら、
ちょっとは僕も光に近づいたってことかな?
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★特定の宗教団体・政治団体とは関係ありません。願王寺さんや、妙真寺さん
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